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「コープサポーター交流会~あれから3年~」を開催

熊本地震本震の発生から3年となる416日、熊本市中央区のメルパルク熊本において「コープサポーター交流会~あれから3年~」を開催しました。

日時:2019416日(金) 10001440

場所:メルパルク熊本(2F有明の間)参加者:55


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この会は、こーぷ喫茶の運営や健康チェック活動にボランティアで参加されているコープサポーターの方を対象に、これまでの活動を振り返り、今後の取り組みの共有と交流の場、また皆さんの日頃の労をねぎらう事を目的に開催しています。

会の冒頭、地震で被害にあわれた方々への黙祷後ステージに立った吉永理事長は、「本日は発災害直後からお世話になった、ゆかりの深い方々にお越し頂いた。当時のことを振り返り、月日が経ったからこそわかる教訓を共有できればと思っている。熊本にはまだまだ支援を必要としている方々が多くおられる。今後も皆さんのご協力をお願いしたい」と挨拶を行いました。

次に「熊本地震支援活動を振り返って」と題して、元日本生活協同組合連合会の尾崎靖宏氏、生活協同組合コープこうべより宮地毅氏、みやぎ生活協同組合生活文化部の須藤敏子氏からそれぞれ報告を受けました。報告の中では「支援にはいろいろな方法がある。活動を楽しくすることが大切で、“つらい”というときは支援に出なくてもいい。“忘れない、忘れさせない”ということを意識して、自分にできることを出来る範囲で続けていって欲しい(尾崎氏)」、「様々な活動の中で、新たにやってみたものの中に発見があって、それを伝えたくなって、人とのつながりも出来て、楽しくなってくる。生協の支援とネットワークは繋がり続けていくと思う(宮地氏)」、「東日本大震災後にスタートした“ふれあい喫茶(サロン活動)”は、仮設住宅でのコミュニティづくりの役割を担った。その活動を支えたのがサポーターさん達だった。時間の経過と共にサポーターさん達の優先順位も変わっていくが、“支援のための支援”という視点も持ちながら息の長い活動にしていって欲しい(須藤氏)」といった声があがりました。


 

市民活動コーディネーター(元日本生活協同組合連合会) 尾崎靖宏氏

市民活動コーディネーター(元日本生活協同組合連合会) 尾崎靖宏氏

生活協同組合コープこうべ宮地 毅氏

生活協同組合コープこうべ宮地 毅氏


みやぎ生活協同組合生活文化部 須藤敏子氏

みやぎ生活協同組合生活文化部 須藤敏子氏


また、「災害支援とコミュニティー支援をつなぐ~くらしの変化の中で、私たちにできることは?~」と題しホリスティック教育実践研究所所長の金香百合氏が講演されました(*ホリスティックとは、部分をつないで総合的にものごとをみること、考えること)。講師の金さんは軽快な大阪弁を駆使してテンポ良く講演を行なわれ、参加者もどんどんお話の内容に引き込まれていきました。金さんは「サポーターの皆さん、この3年間をよく乗り越えてこられました。皆さんは支援者でもあり被災者でもある。心と体の声をしっかりと聞き、お互いの事情を共有しながら、ゆっくりゆっくりマラソンのペースで進んで欲しい」、また「ここで培った経験と学びをキャリアにしていく視点も必要」と指摘をされ、熱心にメモをとる姿が多く見られました。講演後、「とても元気になれる内容だった」「自分を見つめなおすことが出来た」「心にゆとりをもって取り組んで行きたいと感じた」という声があり、今後の活動に活かしていただけるものと感じました。


講師のホリスティック教育実践研究所所長 金 香百合氏

講師のホリスティック教育実践研究所所長 金 香百合氏 

真剣に聞き入る参加者

真剣に聞き入る参加者


講演会後、昼食交流の時間をはさんで、日頃のこーぷ喫茶で行なっている手遊びなどの発表を行なうと会場はどんどん盛り上がり、笑い声と笑顔の絶えない時間となりました。


 

こーぷ喫茶でも行なっている手遊びを各テーブルで実践

こーぷ喫茶でも行なっている手遊びを各テーブルで実践

みんなで体を動かし盛り上がりました

みんなで体を動かし盛り上がりました

 

 

 

 

 

 

 

最後に閉会のあいさつで登壇した復興支援担当の中野理事が「近頃AI(人工知能)のことが話題となっているが、人でないと出来ないことが沢山ある。こーぷ喫茶もその一つ。人と人とのふれあい、温かみが感じられる大切な取り組みだと思う。これからもこの繋がりを大切に、皆さんのお力をかして下さい」と締め括りました。

 

 

熊本地震から3年が経ちます。この間、新たな問題も生まれ様々な思いを抱えて日々を送る人たちが今も多く居られます。生協くまもとはこれからも被災者に寄り添い、熊本から仮設住宅が無くなる最後の日まで支援を続けていきます。

 

 

 


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