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福島県「浪江まち物語つたえ隊」による紙芝居を行いました。


5月22日(火)コープ春日で、5月24日(木)益城町の安永仮設団地で紙芝居の上演会を行い、61人の参加がありました。

この紙芝居は、福島県浪江町で、震災当時の原発のことなどを紙芝居で伝える活動をされている「浪江まち物語つたえ隊」メンバー、松田早百合さんが来訪され上演されました。

演目:①見えない雲の下で(原発事故直後の避難体験の物語)

②民生委員のバー奮闘記(今でも家族と暮らせない民生委員の苦悩の物語)


 

上演1[1]

浪江まち物語つたえ隊メンバー 松田小百合さん

浪江まち物語つたえ隊メンバー 松田小百合さん

 

 

 

 

 

 

参加された組合員からは、原発事故後に何も知らされずにバスに乗って、不安なまま避難した様子や家族と離ればなれになっても、民生委員の方が地域の方の不安や悩み相談に奮闘されている様子などを聞き、津波だけなら早く復興が進んだのに、原発事故があったからみんなが一緒に暮らせないのは本当につらいでしょう、という声が聞かれました。

 

 

<浪江まち物語つたえ隊>とは

2012(平成24)年、当時仮設住宅で暮らしていた浪江町民ふたりで結成されました。その背景には広島県で活動する紙芝居作家・いくまさ鉄平氏との出会いがありました。広島と福島には、原子力による負のエネルギーを背負ったという共通点がありました。いくまさ氏が東日本大震災の被災地を描くようになったのは自然の理でした。

ふたりの浪江町民はいくまさ氏が制作する紙芝居で、帰れぬ故郷を想い、その歴史、東日本大震災のこと、原子力発電所の事故のこと、その後の暮らし、それ以前の暮らしを語り継ぐことにしました。

そんな想いに同調した桑折町や伊達市の人々も加入して、<浪江まち物語つたえ隊>のメンバーは現在は15名。浪江町に伝わる昔話や震災時の実話をもとにした紙芝居、アニメーションを制作するとともに、作品の上演会や上映会を日本のみならず海外でも開催することで、浪江町内外の親交を深め、ふるさとの記憶や震災の記憶を風化させまいと日々活動を続けています。

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