ほっとすまいる 7月号
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 昨年の7月4日(土)未明から降り続いた雨は、熊本県内各地に大きな被害をもたらしました。特に、広範囲にわたる被害となった人吉市では、ミニコープ人吉(灰久保町)の店頭にテントを張り、水とパンを無料配布。週明けからは無店舗でも組合員訪問と、水とパンの配布を行いました。 また、コープ共済連の支援を頂きながらCO・OP共済に加入されている880世帯への個別訪問を行いました。組合員の方からは「1軒ずつまわられるなんてびっくりしました」「生協さんらしい取り組みですね」など感謝の声を頂きました。熊本地震の教訓をいかし、熊本県社協やKVOAD(くまもと災害ボランティア団体ネットワーク)などと連携して情報収集を行い、お届けした支援物資の総数は18,472点になりました。また人吉・球磨地域では「被災地支援サポーター」(組合員ボランティア)が発足。コロナ禍の中、思うような支援活動ができず、歯がゆい思いを抱えながらも、救急セットのお届けや、役職員による作業ボランティアの参加、避難所・仮設団地での炊き出し交流会などを行いました。 今後も、助け合い、支え合う組織である生協の役割を発揮できるよう、社協やNPO団体と連携し支援活動を続けて参ります。「1年がたって思うこと」 昨年の7月4日は豪雨で家に土砂が流れ込み、息子と2人で近くのコミュニティセンターに避難しました。あれからもう1年。家は全壊判定となり、今は解体されて更地になっています。家を一瞬で失くし、人生はどこでどうひっくりかえるかわからないと思いましたが、同時に人の温かさや手助けのありがたさを感じ、支援のおかげで心が軽くなったことが何度もありました。これからは私自身もボランティアの気持ちをもって、自分のできることをしっかりとやっていきたいと思っています。役職員による作業ボランティアコープ共済連の支援を頂き共済訪問活動村上 信子様(津奈木町在中 組合員)被災地支援サポーターによる炊き出し支援家庭会運営委員による募金の取り組み❷令和2年7月豪雨により犠牲となられた方々のご冥福と、被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。令和2年7月豪雨災害から1年令和2年7月豪雨災害から1年

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