ほっとすまいる 4月号
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トピックス1.トピックス2.日本の協同組合の父 賀川豊彦 日本に協同組合を根付かせた功労者と言われるのが賀川豊彦(1888年〜1960年)という人物です。 賀川は英語を習うために通い始めた教会でキリスト教に触れ、そこで助け合いの心を学びました。本人が学生時代に生死をさまよう体験をしたことから「貧しい人々のために自分を捧げよう」と決意します。神戸の貧民街に身を投じますが自身の無力さを痛感し、人々を救う方法を求めアメリカへ留学しました。そこで労働者が自ら立ち上がるデモを目の当たりにし「ただ助けるのではなく、貧困に陥らない社会にすべきだ」と考えました。帰国した賀川は、ともに助け合い結束して社会をより良くしていこうと各地で人々に働きかけました。賀川の原点である「一人は万人のために、万人は一人のために」という相互扶助の思想に基づき、日本の協同組合の礎が作られたのです。気づき、考え、想像し、行動する、「生協くまもと SDGs行動宣言」にそった目標達成のためのアクションプランをみんなで進めていきましょう!*ユネスコ無形文化遺産とは…形のないものを対象にした文化遺産で日本では「和食」が有名❸昭和32年6月18日来訪の折にいただいた直筆の色紙私たちは熊本地震を経験し、教訓を得、乗り越えようと力を寄せ合っています。この体験によって図らずも生協の総合力を強く自覚することができました。私たちは、助け合いの思いを広め社会的役割をより一層発揮し、全国の生協とともに力をあわせ、誰一人取り残さないをテーマとした「SDGs」の達成をめざします。持続可能な暮らしのために、生協商品の価値やエシカル消費を理解し、生産県くまもとを大切にする活動を進めます。エシカル消費とは、買い物をするときに自分視点だけではなく、環境や社会など他の人への視点をプラスする消費のことで、SDGsの達成に向けた重要な手段となります。商品を作る側と使う側がそれぞれの責任を意識したときに、世界は変わり未来へ続く、持続可能な社会につながると期待されています。賀川豊彦氏持続可能な社会のためにSDGs行動宣言を掲げ組合員とともに歩み続けていきます。2019年通常総代会で採択コープのエシカル消費対応商品を応援しよう年間を通してエシカルな商品を選べるキャンペーンもいろいろあります。ぜひ使って応援、食べて応援して下さい。※イメージエシカル(倫理的)消費の取り組み「協同組合」はユネスコ無形文化遺産に登録されています!国際連合教育科文化機関(ユネスコ)は、2016年11月に「協同組合における共通の利益を形にするという思想と実践」を「ユネスコ無形文化遺産*」に登録しました。 全世界で展開されている協同組合の理念に基づく行動が、人類の大切な財産であり、これを受け継ぎ発展させていくことが大切であると国際的に評価されたためです。生協くまもとSDGs行動宣言

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